シンガーひまりのブログ

シンガー遥川ひまりのブログです☆axes femme コーデや日々のこと♪

もう行かなきゃ。ごめんね。(エッセイ)

f:id:himari33:20160613162659j:plain

 

『もう行かなきゃ。ごめんね。』

 

16歳の私は音楽仲間の家から帰り道

自転車でお気に入りのバンドの曲を聴いていた。

 

同棲カップルの別れを歌う歌詞。

よくある歌の情景だけど

当時の私には 大人の恋すぎて

ピンと来なかった。

 

せつなくて壊れそうな中

すっと顔をあげて

凛と立ち向かう。

そんな勇気を

歌詞や声のテンションから感じて

 

それは当時の私の心情とリンクして

共感した。

 

歌詞に出てくる女の子は

小さくて孤独で気高い

どこかジャンヌダルクのような少女を

彷彿させた。

 

 

高校1年の私には

大学受験という「戦争」が待ち構えていた。

 

小学校からエスカレーター式の女子校にいた私にとって

未知の「戦争」で怖かった。

 

「6時間以上寝るものは、落ちる」

 

歯科医師の資格を持つ母は

大学受験のありがたくも恐ろしい情報を

いろいろ提供してくれた。

 

 

 『もう行かなきゃ。ごめんね。』

中野から杉並区に続く車道の脇

自転車に乗って風に吹かれている。

こんなのんびりした時間も

もう長くは続かない。

 

タイムリミットは

もうすぐそこまで来ている。

 

 

あとで知ったことだが

この曲の歌詞を書いたシンガーは

当時、売れっ子で

 

たった数時間しか作詞の時間が与えられず

寝不足の状態で仕上げたそうだ。

 

次々とヒットを飛ばすことが宿命の歌姫。

彼女の切羽つまった気持ちが

当時の私とシンクロしたのだろう。

 

  

顔を上げよ。

ここは腹を決めて

立ち向かおうじゃないの。

 

人はそれぞれの立場で

それぞれの運命に

立ち向かっている。

 

 

風はまだ穏やかだ。

 

その「戦争」がしのびよる

気配や足音を

今はまだ、遠くに感じる。

 

『傷つくこともこわくなかった』

伸びやかな歌声に

勇気を貰う。

 

ベダルは軽やかで

ぐんぐん進む。

 

風を切って、力強く

ぐんぐん進む。

 

今、この瞬間の眩しさを

きらきらした時間を

ぎゅっと抱きしめてみる。

 

この手をすり抜けて

こぼれてしまう大切なものを

いま十分に味わって

心に焼き付けよう。

 

そして

不安と諦観と希望がまざった

未来へ向かって進め、

振り返らずに。

  

その日の自転車は

まるで「嵐の前の静けさ」の中を

走っているようだった。

 

 

 

✨✨✨

試聴できます♪ 

 

~ひまりのバンド•プロジェクト~

 

【myria☆☆(みりあ)】公式HP

 

http://www.myria-net.com/

 

 

 

更新中♪

 

~遥川ひまり 【facebook】~

 

https://www.facebook.com/himari33

 

 

 

~ひまりのラジオ番組・放送中♪ ~

【遥川ひまりのサタデーミュージックJam】

第2第4土曜 13:00~13:30

(バックナンバーこちらで聴けます↓)

FMうらやす・83.6MHz

http://www.fmu.co.jp/smj.htm

 

 

http://himari33.hatenablog.com/

 

🍀